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「28週後」って、どーよ?

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まずネタバレあります。

これから「28週後」見ようと思ってる人はスルーしてください。

前作は見てないけど単独で十分楽しめる。やっぱ映画はこーでなくっちゃ!「ハリポ」や「指輪」や「パイレーツ」は前作見てないとさっぱわからんもんな。

この映画、噛まれたらあっという間にゾンビ(で、あってる?)になっちゃう、しかも走って(!)追いかけてくる。映画自体が走ってるかのような印象を与える。確かにテンポはいい。ところがテンポがいいのにちっとも面白くないのだコレが!

もちろん見せ場満載なんだけど、編集がガチャガチャしすぎでせっかくのスプラッタ描写がじっくり見れない。これは、アレっすか?DVDが出た時にスロー再生でじっくり見なさいってことスか?

「28週後」のロンドンには駐屯している米軍の監視体制が敷かれてるんだけど、そいつらやってることがメチャクチャで、感染者と疑わしき者がいれば非感染者もふくめてまるごと隔離するわ、ゾンビだろうが民間人だろうが平気で撃ち殺すわ、収拾がつかなくなるとナパームで焼き尽くすわのやりたい放題。「社会批判」もあるかもしれないがドラマの乱暴さはその「米軍」となんら変わらないような気がしてヒジョーに不愉快だった。見てるうちになんだかどんどん鬱になってきた。

大体、誰に感情移入していいのかさっぱわからん。

実の父親がゾンビに変身して母親を殺して追いかけてくるんだけど、それだけでいくらでもドラマが出来るじゃん。にもかかわらず、オヤジがゾンビになった段階でガキどもがゾンビと割り切ってる徹底逃げるだけ。…ソレって面白いのか?

で、オレが好きなホラー映画はタメがなきゃダメだということが判明。例えば「ホステル」にしても「ヒルズ~」にしてもこっちが感情移入できるタメがあった。「ゾンビ」だってノンストップに見えてちゃんとキャラクターを押すタメ描写があった。サイキン一番怖いと思った「インベージョン」なんかタメだらけだったぞ!
そうなのだ。ホラーが観客に恐怖を共有させるためには絶対タメが要るのだ。ドラマに感情移入出来ないとそこで何が行われようが「勝手にしなさい!」という気分にならないか。

もちろんホラー映画にもいろんな方法論がある。スラッシャー側の視点から快楽殺人を描いたのもあれば、徹底理不尽な世界の面白さを追求したのもあるのも知ってる。でも、今回はどこをどう面白がればいいのか怖がればいいのかさっぱわからなかった。ヘリのプロペラで肉片になるゾンビをひたすら笑えばいいだけなのかしら…。

でもやっぱ、ちっとも怖くないんだなァ。これはジャンル的にはSFアクション映画なのかしら?ならばホラーのつもりで怖さを求めて観に行ったこっちが間違いなんだけど…。

メチャクチャ期待したんだけどね。

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