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「ラスト、コーション」

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多分アン・リーの最高傑作だと思う。

「ラスト」は「LAST」ではなく「LUST」、「最後」ではなく「色情」。中国語題名は「色、戒」。たぶん「最期の戒め」を掛けてるんだろうケド。二時間四十分、途切れることのない緊張感。数十年前の原作だからプロットそのものに新味はないが、シンプルであるがゆえ強靭な映画世界を構築している。

死と隣り合わせのセックス、死と隣り合わせの快楽…「ブロークバック・マウンテン」の延長線上にある「愛の心理劇」だが性愛描写の迫力が「快楽が立場を超えてゆく」説得力を持ち「ブロークバック~」のはるか上を行っている。
井上真央のようなロリフェイスのヒロインの最初のおっぱいが見れるまで一時間掛かるのだが、中盤あたりからダムが決壊するかのように凄いことになってしまいます。しかし中国の清楚系の女優が脱ぐなんて昔では考えられなかったよなァ。ただボカシが残念。この程度のヘアって解禁になったんじゃなかったっけ?

アイリーン・チャンの原作は読んでないけどどこかドストエフスキーの「悪霊」の影響を受けてるのではないだろうか?大学生たちの最初の殺人で相手がなかなか死なないのがリアルで、彼らの後戻りできない感も納得させられる。
そう、この映画に漂う「後戻りできない感」が絶妙でソレはセックスの刹那に通じる。なるほど、だから最初の処女喪失シーンはあんなにぎこちなかったのか。しかもほとんど乳首が見えないし。いや、あの黒くてでかい乳首はとてもバージンに見えないから「演出」かもしれない。いずれにしても中盤からのセックスシーンの「あとがないんじゃ、あとが!」感は素晴らしいモノがありました。

あ、エロ部分だけしかレビューしてない。コレ、少しでも心理ゲームの部分に触れるとネタバレになってしまうので、まずはエロ目当てに見て映画そのものに感動してください。

しかし、高いハードルの仕事見てしまったなぁ…。ちょっと自信喪失気味になってます。

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2008年4月

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