ヘッダーの始まり


グローバルナビゲーションの始まり
ホームニュース特集インタビュー動画コラムレビューランキングフォトギャラリーピックアップ
最新映画情報V ブログ(選択中)教えて!エンタ業界転職情報フロムジャパンV プラスメールマガジンプレゼント
V BLOG
パンくず式ナビゲーション

「続・大都会の青春」

| | コメント(4)

「警察署長」のフォクシーの毒牙にかからなかったヒッチハイカーはその後どうなったろうと考えていたら、このTVムービーを思い出しました。日本では「大都会の青春」(1976年)と2夜連続で放送していましたが、「続・大都会の青春」は翌年に作られた続編だそうです。

正編の「大都会の青春」は、「グリース」(1978年)のランダル・クレイザー監督の作品で、10代の家出少女ドーンが西ハリウッドで娼婦に堕ちていく話でした。ドーンを演じたのは「ゆかいなブレディ家」で次女役だったイブ・プラム。彼女と男娼のアレクサンダー(リー・マクロスキー)がままごとのような同棲をはじめ、ささいなことで喜んだりケンカしたりする中盤は、クレイザー監督の「青い珊瑚礁」(1980年)やルイス・ギルバート監督の「フレンズ/ポールとミシェル」(1971年)に通じる部分がありました。

続編の「続・大都会の青春」は、アレクサンダーを主人公にして彼の側の事情を描いていました。記憶どおりなら、ドーンは最初のほうだけ登場して、薬物中毒の治療のために早々に退場してしまうという扱いでした。続編の演出は、ここで取り上げた「グレンヴィル家の秘密」「早霜」「一日の旅路」のジョン・アーマンに交代しています。

アレクサンダーの場合は、家出というより勘当に近い感じでした。農場の仕事を継がずに画家になると宣言したら、父親に殴られて追い出されるようにして家を出るのです。このあたりの描写が不足しているため、アレクサンダーが最初からゲイの傾向があったと匂わせているのか、ウェスト・ハリウッドで生き延びるためと割り切って同性愛行為におよぶのかが曖昧になっていました。70年代後半のテレビで同性愛を真正面から取り上げるのが難しかったせいかもしれません。アレクサンダーは、友だちの男娼のアパートに転がり込み、彼が女性だけでなく男性の客もとっていることを知ります。男性客のほうが数が多く、カネになるのです。女性が買うのは家出少年ではなく、「アメリカン・ジゴロ」(1980年)でリチャード・ギアが演じたような男なのでしょう。アレクサンダーも友だちに倣って男性客をとるようになり、フットボールのスター選手に気に入られて一緒に暮らし始めますが、相手は移り気ですぐに捨てられ、街頭に立つことになるという展開でした。

正編もそうでしたが、ソーシャル・ワーカーやアパートの家主のように、アレクサンダーたちを気遣ってくれる大人もいるにはいるけれど、出来ることに限界があり、家出少年の数が多すぎて手に余るという描き方だった記憶があります。大人の出演者は、インターネット・ムービー・データベースによるとアール・ホリマン、ジーン・ヘイゲン、ジュリエット・ミルズなどだったそうです。フットボール選手を演じたのはアラン・ファインスタインという俳優で、劇場用映画では見かけないものの、テレビ出演は多い人です。「過去へ旅した女」(1979年)というTVムービーでリンゼイ・ワグナーの夫の役だったと言えば、顔を思い出せる人がいるかもしれません。

コメント(4)

風 :

この映画自分も見たことがあります。詳しいストーリーは覚えていませんが、結構引き込まれる内容で再放送のたびについつい見てた記憶があります。少年がもてあそばれる選手の役の俳優さんは「ゆかいなブレディ家」という子供が大勢いる家族のテレビドラマのお父さん役の人ではないですか?普段は健全な役柄なのに、この映画では隠微な役どころで意外な感じがした記憶があります。

れーめん :

コメントありがとうございます。
「ブレディ家」のお父さん役はロバート・リードですから違う俳優です。アラン・ファインスタイン(フェインスタイン)よりずっと有名で、E・G・マーシャルと親子弁護士の役を演じた「弁護士プレストン」というもう一つの代表作もあります。ネットで写真を見ると、アラン・ファインスタインと似たタイプではありますね。
ロバート・リードがゲイのフットボール選手を演じていたら、アメリカではセンセーショナルな話題になっていたと思います。彼がエイズで亡くなったとき、ロック・ハドソンと同じくらい世間の人にとって意外だったそうですから。

風 :

なるほど自分の勘違いでしたか。何か他の映画かテレビで見たのかもしれません。それにしてもれーめんさんは、多方面に渡り、かなりディープなことまでご存知で、びっくりします。また色々と教えて下さいね。
日本未公開でテレビで放映された映画で気になっている映画がいくつかあります。もしご存知の映画だったら、お話しして下さい。1本は、先日亡くなったアルトマンが製作した映画で、「Wellcome to LA]について。アルトマン映画の常連俳優が出演するなかなか見ごたえがある映画だったと思いますが。音楽が良くて、サントラを買った記憶があります。
もう1本は、題名を忘れてしまったのですが、ウィリアム・ハートとジェシカ・ラングが共演したラブストーリーで、なかなか観念的な物語だった記憶があるのですが、ご存じないですか?

れーめん :

苦手分野については書かないので知っているように見えるだけです。ファンタジーもの、スポーツもの、ゾンビ映画などについてはまったく知りません。
"Welcome to LA"は見ていません。キース・キャラダインとアラン・ルドルフ監督が組んだ作品は何本か見ましたが、これは見逃しています。音楽がよいのですか。A・ルドルフ監督のものはいつも音楽がいいですね。
ウィリアム・ハートとジェシカ・ラングが共演しているのも見たことがないです。いつか見てみたいです。この2人ならテネシー・ウィリアムズ作品なんかが似合いそうな気がします。

コメントする

2008年4月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

タグクラウド

カテゴリ

アーカイブ

フッターの始まり