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色、戒

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「ラスト、コーション」を見ました。

アン・リーの映画は、人と人が語り合い見つめあい触れ合う姿が美しいので大好きです。

今回、久々のアジアでの撮影ということもあってか、前作以上にしっとりと味わい深くなっているように感じられました。撮影・美術などの技術陣はもちろんですが、演じる側も素晴らしかったです。特に、トニー・レオンの存在感。監督とは初顔合わせとは思えない堂々とした存在感に圧倒されました(つい先日見た「ソウル攻略」の軽々しい人と同一人物とは思えない)。

 

私の好きな「恋人たちの食卓」では食堂という決まった場所の中で、時間経過ごとにそこに集まった人とその会話で関係の変化を描いていたのですが、今回はマージャンという場の違いはあれど、やはり決まった場所での関係変化を描く象徴的な役割を果たしていて、思わず「うまい」と唸ってしまいました。

 

この映画はある部分が話題となって、普段映画など取り上げない雑誌まで紹介されています。でも、アン・リー映画を知らない人にも見に行ってもらえるのでこれも良いのではないでしょうか。で、肝心のその部分ですが「ええっ!そんなことまで」と思ってしまうほど凄かったですし、もちろん私も男ですので目一杯興味をもって見させていただきました。確かに他の雑誌が取り上げるほど、映画の必然を超えたシーンだったと思います。

 

見るたびに人を描くことに熟練度を増していくアン・リー作品ですが、次回はどこまでいくのか楽しみにしています。できれば「ハルク」のときのように違う方向に行ってしまわないことを願っています。

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2008年4月

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